PTA行事は誰よりも担任が汗をかく

どうもオトコマエです。

 

今日は、学年行事でした。

結果的にみんなが楽しんで、大満足して終えることができたのでそのことについて書きたいと思います。

 

 1.PTA行事における担任の役割

PTA行事なので、基本的に学年委員のお家の方が進めていきます。

これまで、企画したりさまざまな物の準備をしたりと、大変ご苦労されました。

それでは、担任は何をすればいいのでしょうか。

どんなスタンスでいればいいのでしょうか。

 

結論から言うと、

「学校でできる準備を徹底的にやる」

「本番は、学校のことや子どものことは担任が率先してやる」

ということだと思います。

 

 2.実際の動き

今日の話をします。

10時開会だったので、役員さんの集合は9時でした。

私は7時過ぎには学校に来ました。

感染症対策として、会場の窓をほとんど全て開けて換気をする。

内容が体育館の中での親子運動会だったので、距離をとって待機できるよう、体育館の四隅にブルーシートを敷いておく。

自分の場所がわかりやすいように組ごとの色のコーンを置く。

受付用のテーブルと椅子を出す。

下足用のブルーシートも置く。

アルコールの準備。

児童会運動会が無観客だったため、テレビを設置して運動会の様子のスライドも流しっぱなしにしていました。

会が始まってからサプライズで応援合戦の様子を上映予定だったので、その動作確認も済ませました。

運営委員が作った運動会スローガンや各組の合言葉の紙や賞状、競技ごとのトロフィーも飾りました。

体操用のCDの準備やマイクなど、放送機器の確認。

それは体育館備え付けなので、持ち運びできるタイプのアンプも念のため準備しました。(こちらは結局使いませんでしたが、それならそれで終わってから片付ければ良いだけです。急に必要となった時に、さっと出せる方がかっこいいですから笑)

トイレが問題なく使えるかの確認。

役員さんにお願いされていた物品の準備。

受付のところに、受付してからの子どもたちの動きをわかるように拡大掲示しました。

これには、今日の心構え(準備してくれたお家の方へ感謝の気持ちを持つこと、6年間最後の学年行事を思い切り楽しむこと、6年生らしく行動すること)なども書いておきました。

これで大体、8時30分くらいです。

少し時間に余裕ができたので、明日の外国語の授業のプランを練って、外国語サポーターの先生の机上にコピーを置いておきました。

 

そうこうしているうちに、委員長さん親子が来ました。

簡単な打ち合わせをして、もう少し学校から借りたい物を準備します。

嬉しかったのが、委員長さんのお子さんが

「先生、何かすることはありますか?」

と来てくれたことです。

ブルーシートが埃っぽかったので雑巾で拭いてもらいました。

大きなブルーシートがたくさんあったのですが、丁寧に全部拭いてくれました。

他の役員さんも来られました。

子ども達には、体育館のモップがけなどしてもらいました。

みんな本当によく働きます。

まさに6年生らしい姿を見せてくれて本当に立派です。

あとは、役員さん達でいろいろ競技の打ち合わせをしたりリハーサルをしたり。

私はもういなくても良さそうだなと思い、職員室に戻って他の仕事をしていました。

 

開会の15分前くらいになり、ぼちぼち他の人たちも集まってきました。

来た人に挨拶したり、調子を聞いたりと声をかけました。

 

始まってからは、進行は役員さんがやってくれるので、私はCDの操作とかをしていました。(音量調整が微妙でクセがあるので私がやった方が早いです)

準備していた動画の操作をしている時には、児童会運動会当日の子ども達の頑張りの様子や組ごとの応援合戦の特徴などは解説しました。

ここら辺は、私にしかできないことなので本気でやります。

親子運動会では、ひたすら写真を撮ったり、笑ったり、競技によっては出番があったので全力で楽しんだりました。

こうやって全力で楽しむのも実は大事です。

子ども達にとって、全力で楽しむモデルになるからです。

 

競技が終わり、閉会式です。

閉会式では頼まれていたことが2つありました。

挨拶と表彰です。

挨拶は簡単です。

事前に子ども達に、今日頑張ることの視点を与えていたからです。

感謝を持ってできたこと、6年生らしい姿を見せられたことを褒めます。

あとは、準備でご苦労をされた役員の皆さん、休日にも関わらず参加してくれたお家の方への感謝です。

表彰はちょっとサプライズで凝ったものを渡しました。

ある競技で1位になった子に何か渡して欲しいと言われていたので、「宿題なし券」を渡しました。

これはめちゃくちゃ凝ったものにしました。

パワーポイントでデザインに凝って本当の当選券みたいにしました。(1位の子は大喜び。他の子たちも羨ましそうでした笑)

閉会後にみんなで記念撮影をしました。

担当のお家の方が撮ってくれましたが、途中で交代して私が撮りました。

その方もせっかくなので入った方がいいので、フットワーク軽くいくことが大事だと思います。

 

後片付けは、役員さん親子と一緒にあっという間に終わりました。

 

 3.誰よりも汗をかく

と、一日の流れをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

やり過ぎでしょうか、私?笑

でもそのくらいでちょうどいいのかもと思っています。

例えば、窓を開けたり受付の机の準備をしたりは、私ではなく役員さんが来てから一緒にやることもできたかもしれません。

でも、事前に私がやっておくことで、役員さんにも余裕ができて本番のことをより細かくじっくり準備することができます。

逆に言えば、やれることはやっておけばいいのです。

「足で稼ぐ」じゃないですけど、担任は汗かいてなんぼと思っておいていいんだと思います。

そういう一生懸命な姿って、みんなに見えないようでちゃんと見えてます。

キングコングの西野さんが言っていましたが、「相手に気持ちよくシュートを打たせる」ことが大事なんだと思います。

https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12628217870.html

 

「出る」場面と「引く」場面の見極めが大事です。

この場合であれば、みんなが集まっている中でPTA役員さんが気持ちよくスムースに進めることができれば大成功。

そのために担任がいかに動けるか。下働きできるか。

頭を働かせて、必要なこと・必要な物の準備ができるか。

これって、どんな行事にも通じることなので、これを地道に繰り返していくことが、自分の成長にもつながると思います。

PTAの人の仕事をとってるんじゃないか、先生がやり過ぎると親がやらなくなる(偉そうですね)といった声も聞いたことがあります。

でも、そんなことはありません。

お家の人たちは、忙しい中十分一生懸命やってくれています。

そもそも学校に関わる行事なのだから、教師が誰よりも下働きするのは当たり前じゃないかなーと思います。

そんな私も、若い頃は(いや、結構最近まで・・・)これがわからず、お任せし過ぎてしまって行事をうまく成功させられずにいました。

 

 

 4.というわけで

こういう行事を甘く見ずに、年一回の大切な機会と捉えてどれだけ本気で取り組めるか。

それができればきっと子どもも親も教師もみんな達成感を味わえると思います。

学校はこういう行事が一年の中でちょいちょいあります。

一つ一つの行事を自分の成長のチャンスを捉えて、一生懸命頑張っていくことがオススメです!

ではではまた。